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世界一ワクワクする印刷工場

特色をプリントする際の注意点

UVプリンターには白インクが搭載されています。
これは白色をプリントできるだけでなく、黒などの濃い色や透明の物の上に色を乗せたいときに、ベースに白をひくためです。
「白」のインクでプリントしたい!そんなときに使用するデータの作り方をご紹介します。

データの作り方の部分で少しご紹介していますが、データ内で白インクでプリントしたい部分のCMYKが0%になっていると「白」としてではなく「オブジェクト無し」つまり「透明」として出力されてしまいます。それを防ぐために「白」でプリントしたい部分はK1%に設定します。
では実際どのように設定してデータを作れば白インクできちんとプリントされるのか、ここでご紹介していきます。
 

Illustratorで作ったデータの場合

次のようなIllustratorで作成したイラストをアクリルにプリントします。

スクリーンショット 2014-10-13 13.19.16

 

すると。。。

IMG_2158
データを作っているときには白に見えていた目の中が透明になってしまいました。
これは目の中の白い部分がCMYK0%になっているためです。

この場合は、白でプリントしたい部分の色を「K1%」に設定します。
スクリーンショット 2014-10-13 16.19.53
これで白のプリントができるデータが完成しました。

 
プリントしてみると。。。
 

ちゃんと目の中も白くプリントされています。
IMG_2161

写真や手書きイラストデータの場合

写真や手書きイラストの場合はIllustratorのデータのように白でプリントしたい部分を直接選択し色を変えるということができません。
そういった場合は、プリントしたいデータの形に白版をつくります。

まず次のような写真をなにも調整せずにプリントしてみます。
白版写真
 

ライトの部分がCMYK0%になっているため透明になって抜けてしまっています。
IMG_2166
 

このような場合はIllustratorで写真と同じサイズの四角を作り、色は「K1%」に設定し、
写真の上にぴったりと重ねて「透明>乗算」にします。
スクリーンショット 2014-10-13 17.33.01
(※上の図はわかりやすいように写真と四角をずらしていますが実際はぴったりと重ねます。)
 

「透明>通常」となっているのを「透明>乗算」にします。
すると白い四角が透明になるので、データを保存し、プリントします。
乗算データは上に重ねてください。下では効果がありません。
スクリーンショット 2014-10-13 17.44.50
 

すると
抜けてしまっていた部分に白がきちんとプリントされました。
IMG_2173

※白いものに対してプリントするときは通常白インクは使いませんので、この作業は必要ありません。

画像が粗いと特色が綺麗にプリントできません

それを気にせずにプリントしてしまうとどういうことになってしまうのか
下のデータを使って見てみたいと思います。
スクリーンショット 2014-10-22 13.23.02
右は解像度も画像サイズも適切で画像の端に色がくっきりとのっている画像です。
左は解像度が低く、画像の周りにグラデーションの部分が沢山できてしまった画像です。

スクリーンショット 2014-10-22 13.24.06
このように左の画像は端がグラデーションになっています。

この画像を白版とともにプリントしてみましょう。
補正後

すると、左の画像は上記の画像ではグラデーションとして見えていた部分に白100%が敷かれてガタガタになってしまいました。
このように、カラーはグラデーションになっていても、白のプリントはCMYKが何かしら設定されている部分には全て均一に印刷されるか、全く印刷されないかのどちらかになってしまいます。

綺麗なプリントをするためにグラデーションが生じそうなデータはなるべく解像度の高いものを使用し、
画像を切り抜くときはグラデーション部分がなくなるようにキレイに切り抜きしてください。