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白版のあれこれ

白のはみ出しを防ぐために白版を小さくする

線や文字などをプリントする際にカラー版と同じ大きさの白版をプリントすると
白とカラーは垂直に重なるため、横から白インクが見えてしまう場合があります。
それを避けたい場合は若干小さめの白版を別に作成し、プリントします。

■小さい白版の作り方

プリントしたいデータのコピーしたものを使って白版を作っていきます。
作った白版はカラー版とずれないようにぴったり配置する必要があるので、必ず目印となる枠をつけます。
スクリーンショット 2014-11-08 13.56.48
※アートボードと同じサイズの四角を配置してあります。
※プリントする際に使用するソフトはアートボードを読み込まないため、オブジェクトで枠を設置しないと位置合わせがうまくいきません。

まずはこのデータを「別名をつけて保存」で別ファイルとしてコピーします。
スクリーンショット 2014-11-08 13.53.31

プリントしたいオブジェクト(枠以外)をすべて選択して、パスファインダーの合体します。
スクリーンショット 2014-11-08 14.30.10

合体されたオブジェクトをアウトライン化します。
スクリーンショット 2014-11-08 14.06.51

アウトライン化されたオブジェクトは線と塗りのオブジェクトに分かれているので、これもすべて選択しひとつのオブジェクトに合体します。
スクリーンショット 2014-11-08 14.10.34

するとプリントしたいデータの影のようなオブジェクトが完成しました。
スクリーンショット 2014-11-08 14.11.26

これを白版として使うためにほんの少しだけ小さくします。
「オブジェクト>パス>パスのオフセット」で-0.5mmと設定すると、元のオブジェクトよりも0.5mm小さいオブジェクトが作られるので、こちらを白版として使います。
スクリーンショット 2014-11-08 14.16.20

元のオブジェクトの上に0.5mm小さいオブジェクトが作られました。
スクリーンショット 2014-11-08 14.19.36

後ろの重なっている元のオブジェクトはもういらないので消してしまいます。

さらに位置合わせのための枠は印刷しないように、「線なし」に設定します。
非表示にすると読み込みませんので、必ず「線なし」にしてください。
スクリーンショット 2014-11-08 14.23.57

これで白版として印刷するデータは完成です。
これとまったく同じ位置に配置してあるカラー版とともにプリントすると、白版がほんの少しだけ小さいので白が完全に隠れて綺麗にプリントできます。

実際にプリントしてみると。。。
IMG_2253
左がカラー版と同じ大きさの白版を敷いて、右が小さめにした白版を敷いてプリントしたものです。

少し見にくいですが、右では白がはみ出していないことがわかります。
線や文字などをプリントする際はこのように白版を細らせた方が綺麗にプリントできる場合があります。
通常は白版を小さくしなくてもほとんど気になりませんので、この作業はあくまでも応用編です。

部分的に白インクを使ってプリントしたい

プリンターの設定ではオブジェクトの一部のみ白インクを使用する、という設定ができません。
そのため、プリントの一部を白インクでプリントしたい場合は、白でプリントする部分のみのデータを別に作る必要があります。

次の3種類のプリントは、それぞれ一部だけ白インクを使っています。
IMG_2245

裏からみるとこのようになっています。
IMG_2247

それぞれどのようなデータを作っているのかというと。。。


カラー版
スクリーンショット 2014-11-08 15.53.46

白版
スクリーンショット 2014-11-08 15.54.24


カラー版
スクリーンショット 2014-11-08 15.55.14

白版
スクリーンショット 2014-11-08 15.54.24


カラー版
スクリーンショット 2014-11-08 15.55.14

白版
スクリーンショット 2014-11-08 16.04.03

このように白インクをプリントしたい部分のみのデータを別に作り、カラー版、白版を別データとしてプリントしています。

先ほども少し触れましたが
白版をカラー版とは別に作ってプリントするときは、カラー版、白版がぴったり重なるように作ります。
そのため位置合わせ用の枠を必ずカラー版白版それぞれに、同じものを同じ位置に設置してください。

カラー版の時点で枠を設置し、そのデータを「別名で保存」でコピーして白版へと編集する方法が良いと思います。